読書感想文「チーズはどこへ消えた?」

今回は一昔前に流行った本の紹介。


チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

  • 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2000/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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評価:★★★☆☆




変化に敏感になろう、変化に順応しよう、難しく考えるより行動を起こそう、ってな感じのことが書いてある。


2匹のねずみと2人の小人がチーズを探しに洞窟に迷い込み、チーズを見つける。
その後、2人の小人はチーズがある生活に慣れてしまい、変化に気付かない。
そしてある日洞窟に行くとチーズが無くなっていた。
2匹のねずみはチーズがだんだん少なくなっていることに気づいていたので、すぐに靴を履き、別のチーズを探しにさらに洞窟の奥に進んでいく。
2人の小人はチーズがなぜなくなったかを考え、チーズはきっと戻ってくる、とその場からなかなか動けない。
2匹のねずみはやがて洞窟の奥で新しいチーズを見つける。


2人の小人のうち、1人は同じ場所で待っていても意味がないと、靴を履き、さらにおくに進む事に。
そして新しいチーズを見つけ、その後は変化に敏感になり、時々洞窟の更に奥を探検する癖をつける。




一度手にした地位にしがみついて変化に対応できずにいると、いずれ環境の変化に埋もれていくってなことが言いたいわけだ。


面白い表現だったのは、新しいことを始めるときの恐怖について。
今の競合優位を捨て新しいことを始めるのは恐怖が伴う。
だが、もし恐怖を感じなかったら?
論理的に動けるのではないか?


ドラゴン桜という漫画の教師が言っていたが、成功の邪魔をする最たるものは人間の感情らしい。
理屈では分かっているが実践するのは難しいっていうのはその一例だろう。
今読んでいる経営関係の本でも同じような事が書いてあった。


うーむ。。
そうはいっても、、なぁ。