読書感想文 『収入を決める時間の使い方』

久し振りの読書感想文を。
相変わらず本は読んでいるが、日記を書く時間がない。。




『収入を決める時間の使い方』
ファミリーマートオリジナル書籍なので、写真は掲載できなかった。


評価:★★★★☆




自己啓発系というか、ビジネス書というか、とりあえず時間の使い方について書かれている。
2ページずつひとつの事柄を紹介しているので、通勤時間などで読むには適した本だと思う。
小説とかだと区切り区切りで読むことになるが、できれば一気に読みたいし。


中でも1つとっても気に入った文章を紹介しよう。
(この一言のためだけでも580円の価値があったと思う。)


「朝寝坊する者は、昼に一日中走り回っても夜には仕事に追いつかれる。
怠惰な足は非常に遅いから、貧乏にすぐ追いつかれる。
仕事に追い立てられるのではなく、自分が仕事を追い立てるようにしろ。」


雷が電気だということを、暴風雨の中に凧をあげるという命がけの手段で証明した「ベンジャミン・フランクリン」という人の有名な言葉らしい。


期限の迫った仕事を何とか期限以内に終わらせている状況では、新しいことはできない。
期限をこちらから取りに行かなければならないのだなと感じた。
今週末までにやらなければならない仕事を明日までに、来週までにやらなければならない仕事を今週中にやっていかなければならない。


また、自分が仕事を追い立てるようにするということは、自分から変化を起こしていけと言い換える事ができる。
「新 自分を磨く方法」や、「チーズはどこへ消えた」などでも書かれているが、変化に順応になることの行き着く先は、自分から変化を起こしていくことに尽きる。


最近仕事で思うことは、キャッチアップの連続だということだ。
自分の関わっている業界での自分の会社のポジションがフォロワーなこともあり、変化についていくことでいっぱいいっぱいだ。
だが、勝ち組になっている会社はその成功に甘んじずにどんどん新しいことをやっている。
変化が市場にオープンになるころには、その会社はもうとっくに準備ができていて、フォロワーが追いついてくる頃には美味しい汁を吸い尽くして、次の変化の準備をしている状態だ。
これじゃぁ一生勝てない。
やはり自分達で変化を起こしていかなければならないな。


ゆとりの法則にも書かれているが、結局ゆとりが大事になってくる。
つい最近まで企業は人員削減にお盛んな上に、残業するな、業務効率化でカバーしろとよく言われるのだが、効率化を行うということは仕事の速度を下げる事だ。
#人を遊ばせないためには、人の前にカゴを作ってそこに仕事をスタックし、それをどんどん処理させることになる。


結局、企業体制というか、経営ビジョンというか、そういうものが大事になってくるんだなぁ。
どちらにしろ大企業になればなるほど、どうでもよい事務処理が増えて、変化を起こしていく余裕なんてなくなって、競争力はどんどん下がるんだろうなぁ。


そういった環境の中で自分の市場価値をどう高めていくかを日々考えている今日この頃なわけです。